今回は、さくらVPSの活用にオススメな設定を紹介しようと思います。
(VPSだけじゃなくても自宅サーバでも同じ)
このブログに来てくれた方は何らかの目的を持ってVPSを使っていると思うので不要な説明と思いますが、
どう使うか迷っている方もいるかもしれないので、今日は簡単なオススメ概要を書いてみようと思います。
今回、紹介するのは6つのソフト「Apache、Postfix、IMAP、sshfs、WebDAV、Subvirsion」です。
とりあえずここらへんをインストールして設定すれば、「Webサーバ」、「メールサーバ」、「ファイルサーバ」が出来上がるのでVPSを色々活用することが出来るのではないかと思います。
Webサーバ=ブログを公開したり、データを格納してインターネットを利用して情報を取得する。
メールサーバ=メールの送信、受信。そして、メールアドレスを好きなだけ作れる。
ファイルサーバ=VPSのHDDをインターネット上のストレージとして使用することが出来る。
Apache
Webサーバソフト
文章や画像、その他情報をインターネットを介して送信するソフトウエア
矢印逆だ^^;
設定方法等:https://brokendish.org/debian/73/
Postfix
メールサーバ(メールを配信するソフト)
ユーザが作成したメールをインターネット、イントラネットに送信するためのソフトウエア。
設定方法等:https://brokendish.org/debian/319/
IMAP
メールサーバのメールにアクセスするためのソフト
IMAPは、サーバ上のメールボックスでメールを管理するので、スマートフォンや自宅のPC、その他のPCで同じメールを見ることが出来る。一般的なプロバイダで使用している?POPサーバというのもあるけどこれは、メールを見る時にダウンロードすることになるので
ダウンロードしたPC等以外では見れない。(常にコピーを置く設定にておけばみれるけど。)
設定方法等:https://brokendish.org/debian/319/
sshfs
暗号化通信(ssh)を利用してリモートサーバ(VPS上)のディスクを共有することができる。ファイルの転送、受信の通信経路は暗号化されるし、ファイル共有するための余分なポートを開けなくて済むので、セキュリティー的にもよいのではないかと思う。
設定方法等:https://brokendish.org/debian/284/
WebDAV
ポート80番(HTTPで開けているポート)を使用して、ファイル転送が可能。
スマートフォンやタブレット等からアクセスしてファイルの閲覧や写真、データのアップロードをすることが出来るので、外出先から利用するストレージとして便利だと思う。
設定方法等:https://brokendish.org/debian/627/
Subvirsion
ファイルやディレクトリの変更、削除を履歴として保持してくれるので、過去のファイルを見たり、ファイルを誤って修正してしまった場合に元に戻すことが出来る。ソース(プログラム)の管理をするのが一般的だと思うけど、ファイルなら何でもよい。
設定方法等:https://brokendish.org/debian/609/
で、具体的にどう活用するかというのは
【Apache+WebDAV+Subvirsionの組み合わせで】
VPS上で作ったWebDAV+SVNの「なんちゃってDropbox」をiPnoneから使う
(直近の記事で申し訳ないですが)
iPhoneやiPad、その他スマートフォン、モバイルPC、自宅のPC等から、VPS上にデータをアップロード又は、ダウンロードしたり出来る。
ついでに、ファイルのバージョン管理をしているので過去のデータに戻したりも出来る。
【sshfs】
WordPress3.3へのアップグレード(手動)
sshfsを使ってVPS上のディスクにアクセスしてデータの更新、追加、削除をすることが出来る。
FTPサーバを稼働させておくとセキュリティー的にアレなので、SSHの暗号化通信を利用して遠隔地のディスクをマウントする。
【postfix+IMAP】
logwatchをインストールして不正アクセスを早期発見する
友人にメールしたり、仕事関係でメールしたりの通常のメール利用方法と、
システム状況を定期的にメール配信して、スマートフォン等で外出先でメールを確認することが出来る。