前回は、火力、灯り、燃料を1箱に纏めてキャンプや防災ツールとして1箱あると安心なセット
をスタンダードなCfStoveシリーズを組み合わせて作製しましたが、
今回は、無印良品スチール工具箱を利用して古き良き「Optimus 8R」風なストーブを作製しました。
火力として採用したのはCfStoveシリーズで最大容量が80mlある「CfStove.XLarge」です。
このストーブは「トランギアのアルコールバーナ」とほぼ同じ直径になります。
「CfStove.XLarge」も他のCfStoveシリーズと同様で内部全体にカーボンフォルトを圧縮して装填しステンレスメッシュで押さえ込んでいます。(薄いメッシュでは押さえ込み出来ません。)
カーボンフォルトは熱の影響で「縮み」があるのですが、圧縮して装填することでそれほど気にならなくなります。経年で縮んだとしても、燃料の保持力、燃焼には影響はありません。
「Optimus 8R」風ストーブについて
1Lの湯沸かしに約10分。沸いたあとも十分な残燃料があるのでそのまま保温も出来ます。
ステンレス丸棒4ミリなのでしっかりした作りで安定しています。
燃料が余った場合、パッキン付きのスクリューキャップを閉めて保管が可能です。
湯が沸いたら火力を抑えて、保温+加湿と、燃料はアルコールですが火鉢風として使えそうです。
もうそろそろ寒くなってくるのでこれからの季節に丁度よいと思います。
私がカーボンフェルトにこだわるのは下記の理由があります。
燃料をカーボンフェルトに染み込ませるので、ひっくり返しても燃料が漏れないということ。
部屋やテント内でアルコールストーブをひっくり返してしまってはご想像の通り大変なことになります。
カーボンフェルトの代換えとして「グラスウール」を検討しましたがカーボンフェルトに比べてハケが良すぎて燃料の保持力が小さい為か火力が強すぎるので見送りました。
今の私が知る限りでは「カーボンフェルト」を用いたアルコールストーブが火力、燃焼、安全面が安定していると思います。