自作のアルコールストーブ(副室加圧式)をもう少し便利に使うために「五徳兼ヒータを」作ってみました。
アルコールストーブ用の拡張器具の製品では「ストームクッカー」とか「ホットキャンディヒーター」があるのですが、どちらも安くはないので、自作アルコールストーブに続き今回も廃材になる缶詰の空缶と針金で作りました。
で、、実際に燃焼テストしてみたのですが、作りながら思っていたよりも良いものが出来たと思います。
今回は、材料は何処の家にもある「缶」と「針金ハンガー」ですが、熱源にする「ニクロム線」を購入(300円くらい)するのと、「金属を接合」するロウ付け(銀ろう)が必要なので道具がなければ少し準備しなければならないと思います。銀ろう、フラックス、ガスバーナー、ニクロム線はホームセンターで全て準備出来ると思います。
材料
・缶詰の空缶
・針金ハンガー又は、100均の園芸用の針金
・ニクロム線
道具
・ガスバーナー
・ろう付け
フラックス
金具用ロウ
・ピンセット
・ペンチ
・無水エタノール
・缶に穴を開けるもの、広げるもの(ドリルビット、リーマ)
工程
1.缶詰の空缶を焼く(コーティングを剥がす為)
2.缶に適当に穴を開ける
3.針金をV字型に曲げたものを3つ作る
4.針金と缶のろう付けする部分をヤスリで削る
5.消すった部分を無水エタノールで汚れを取る
6.ろう付けする部分にフラックスを垂らす
7.細かくしておいたロウをピンセットでフラックスの上に置く
8.バーナーで炙ってロウを溶かす
9.これで固定は完了
10.冷えたら、ろう付けした部分及びその周辺は急激に劣化するので、表面をヤスリで磨く
11.全体を中性洗剤で洗う。
12.ガスコンロで乾かす程度に焼きを入れる
13.ニクロム線を適当に仕込んで落ちないように固定する
完了。。
以前に作った「副室加圧式アルコールストーブ」と「かさ増し用アタッチメント」
かさ増し用を入れてストーブを入れる
燃焼
湯沸かしテスト
これも前に作った火消し用のフタ
ひっくり返してヒーターにする(相当暖かい)
収納(燃料以外は全て間の中に収める)
製品
ストームクッカー
これも欲しいと思ったことはあったのですが、少し高いので購入しませんでした。
ホットキャンディヒーター
僕は持っていないのですが、間違えなく素晴らしい作りだと思います。
http://grips-outdoor.jp/?pid=76851971
今回使用した道具と材料(ガスバーナーはDREMELでは火力が弱いのでプリンスのバーナーが良いと思います。)